ブログ運営をしている人は「価値の低い広告枠」という言葉を見たことがある人も多いと思います。
Googleアドセンス申請に不合格になるとメールが送られてきます。
アドセンス画面に移ると「アドセンスを使うには、いくつかの問題を解消してください」と書いてあります。
Googleアドセンス申請に合格するためのヒントが書かれたものです。
価値の低い広告枠と言われるとブログ自体に価値がないと言われているようで嫌な気持ちになりますが、ブログ自体に価値がないわけではありません。
Googleアドセンスが何を求めているかを理解すれば、なぜ価値の低い広告枠と言われたのかわかります。
価値の低い広告枠とは

Googleアドセンスが目指すもの(価値の高い広告枠)
Googleアドセンスが目指すものとは、ユーザーのニーズを満たす記事の掲載です。
ユーザーのニーズとは、疑問や悩みを解決する記事です。
一般ユーザーがGoogleの検索エンジンを利用するときは、疑問や悩みがあってそれを解決したいときです。
ユーザーの疑問や悩みの解決策が書かれているブログがGoogleアドセンスにとって価値の高い広告枠です。
価値の低い広告枠の意味
価値の低い広告枠とは、ユーザーの疑問や悩みが入っていない記事です。
入っていたとしても疑問や悩みが解決できない記事は価値の低い広告枠と判断されます。
さらに解決策が載っていたとしてもほかのサイトを流用しただけのものは意味がありません。
同じ解決策をいくつもネットに表示してもユーザーにとってメリットがないからです。
要はオリジナルコンテンツが重要だということです。
疑問や悩みを解決する方法はひとつだけとは限らないため、ネット上にはないオリジナルの情報は価値の高い広告枠になります。
Googleアドセンス審査に合格するための対策

基本的なことはGoogleの公式ページに書いてあるのでお読みください。
参考:ウェブマスター向けガイドライン -Google検索セントラル–
この記事ではわかりやすく私自身の経験も踏まえてご説明します。
【価値の低い広告枠】コンテンツの量が不十分なサイト
ユーザーのニーズを満たしていない
私はアドセンス申請に4回失敗しました。
私の場合「価値の低い広告枠」の中でも「コンテンツの量が不十分なサイト」というのが申請却下の理由でした。
先ほどもご説明した通り、ユーザーが検索エンジンを利用するのは疑問や悩みを解決したいときです。
上位表示されているブログは、ユーザーの疑問や悩みを知るためにキーワード選定をしています。
Googleアドセンスに合格できない初心者ブロガーの場合、このキーワード選定をおこなっていないことが多いです。
キーワード選定をおこなっていないと自分が書きたい内容だけを書いてユーザーの疑問や悩みが入っていない記事になってしまいます。
これがGoogleアドセンスから「価値の低い広告枠」と判断される原因です。
キーワード選定はユーザーのニーズを知るためにおこないます。
ユーザーが検索したキーワードのボリュームを調べて、疑問や悩みが多いキーワードを選定します。
そのキーワードに対する解決方法を書いた記事がGoogleアドセンスやユーザーにとって価値の高い記事になります。
申請却下された当時はキーワード選定などしておらず、ユーザーの疑問や悩みを解決する記事にはなっていませんでした。
いま思えば不合格になって当然だったと思います。
コンテンツが重複している
同じような内容の記事をたくさん掲載してもユーザーの疑問や悩みが解決できない可能性が高いです。
Googleアドセンスやユーザーが求めているものは疑問や悩みが解決できるオリジナルコンテンツです。
同じブログ内でも似たような記事が多数あると「価値の低い広告枠」として認識されてしまいます。
特化型ブログの場合、似たような文章になることが多いので注意が必要です。
自分が書いたオリジナル記事だからといって、ほかの記事でそのままコピーして使うと重複コンテンツとみなされることがあります。
似たような文章になっていないかチェックする必要があります。
また、最近では読書を推奨する人が多いです。
読書は有益でそれ自体は悪くないのですが、本の内容がよかったからといって内容をそのまま書いてしまう人がいます。
有名な書籍であるほど先輩ブロガーがすでに本の内容を書いていることが多いです。
当然、重複コンテンツとして「価値の低い広告枠」として判断されてしまいます。
本を参考に記事を書くときは、必ず自分の言葉に変えて書くことを意識してください。
情報としての価値がないページ
Youtubeなどの動画を多く埋め込んだ記事や画像ばかりの記事も「価値の低い広告枠」として判断されます。
動画ではしっかりとユーザーの悩みや疑問が解決できていたとしても、記事内の文字で説明していないと「情報としての価値がないページ」として判断されてしまいます。
動画や画像は文章の補助的な役割として使ってください。
あくまで文章(文字)で悩みや疑問を解決することが重要です。
【価値の低い広告枠】コンテンツが存在しない
私の場合は「コンテンツの量が不十分なサイト」というのが理由でしたが、人によっては「コンテンツが存在しない」というものもあります。
原因はGoogleのクローラーに認識されていないことが考えられます。
クローラーに認識されていなければ、コンテンツ(記事)が存在しないことになります。
新規ブログの場合、自分でインデックス登録をしないと認識されないことが多いです。
対策としてできることはGoogle Search Console(グーグル サーチコン ソール)を使って記事ひとつひとつをインデックスしていくことです。
詳しい方法は別記事でご紹介しています。
目次4の「新記事投稿時はGoogle Search Consoleにインデックス依頼をする」をご覧ください。
>>【XMLサイトマップの作り方】Google Search Consoleに登録する方法
インデックスされているかどうかは「site:」で確認します。
「site:」のうしろにブログのURLを入れて検索します。
このブログの場合は「site:https://box-of-wisdom.net」で検索します。
するとインデックスされている記事が出てきます。
ここに表示されていない記事はインデックスされていない可能性が高いです。
また、カテゴリーを作って記事が入っていなものも注意が必要です。
いずれ書こうと思ってカテゴリーだけを作っている人もいると思います。
記事が入っていないカテゴリーは、審査中は削除しておいたほうがいいと思います。
まとめ:ユーザーのニーズを満たす記事を書く

Googleは検索エンジンを運営する企業です。
ユーザーが検索エンジンを利用するのは悩みや疑問を解決したいときです。
Googleアドセンスが求める「価値の高い広告枠」とはユーザーの悩みや疑問が解決できるコンテンツ(記事)です。
ユーザーのニーズを満たす記事を書くことがGoogleアドセンス合格への近道だと言えます。
これはGoogleアドセンスだけに限らず上位表示させるためのSEO対策にもつながる考え方です。
ユーザーのニーズを満たす記事が書ければ、上位表示もGoogleアドセンスによる収益もすべてのものが手に入りやすくなります。
※※※※※
ユーザーのニーズを満たす記事を書くにはキーワード選定が必須です。
ブログ初心者でキーワード選定の方法がわからないという方は別記事をご覧ください。
初心者にもわかりやすく解説しています。