キーワード選定のコツは、無料ツールを上手に使うことです。
ブログ初心者でも時間をかけずにキーワード選定ができます。
やり方は非常に簡単です。
無料ツールは「キーワードプランナー」と「ラッコキーワード」を使います。
登録がまだの方は、先に登録を済ませてください。
ラッコキーワードは登録の必要がありません。
公式ページからそのまま使えますので、ブックマークなどしておいてください。
【キーワード選定のコツ①】目的と注意点

キーワード選定とは
キーワード選定とは、記事のテーマとなるキーワードを選ぶ作業です。
検索エンジンに表示されやすくなるようにユーザーが多く検索しているキーワードを選ぶ必要があります。
要は「検索エンジンに何のキーワードで上位表示させたいか」を決める作業になります。
一度もサイトを訪れたことがない新規ユーザーは、検索エンジンでキーワードを入力して、その検索結果からサイトを訪れます。
そのため、キーワード選定はアクセス数を決める非常に重要な作業になります。
競合が強い単ワードを避ける
キーワード選定には注意点があります。
検索数が多い単ワード(1語キーワード)は上位表示できればかなりの流入数が見込めます。
しかし検索数が多い単ワードは競合が非常に強いです。
ドメインパワーが強かったりWebライティングの経験が豊富だったりします。
競合が強すぎる場合、上位表示させることが非常に難しくなります。
上位表示させられなければ、そもそも読まれることもありません。
どんなに素晴らしい記事を書いても読まれなければ何の意味もありません。
ロングテールキーワードという3語以上のキーワードを設定することをお勧めします。
初心者の場合、3語でも難しいと思います。
その場合は4語以上を狙ってください。
ロングテールキーワードに関しては別記事でも解説しています。
ロングテールキーワードをうまく活用することでブログ初心者でも上位表示されてサイト流入数を増やすことができます。
【キーワード選定のコツ②】ラッコキーワードを使う(無料ツール)

サジェストキーワード(関連語)の確認方法
ブログ記事で書きたい内容のメインキーワードを決めます。
例えば、「SEO対策」にしてみます。
ラッコキーワードの公式ページから「SEO対策」と検索します。

するとサジェストキーワードの一覧が表示されると思います。

右側の「全キーワードコピー」を押してください。
のちほど「キーワードプランナー」で使用します。
共起語の確認方法
次に共起語を確認していきます。
共起語とは、メインキーワードの上位検索結果のWebサイトに多く出現するワードのことです。
上位表示されているサイトはGoogleから高く評価されているサイトです。
ユーザーの悩みや疑問に答えられているサイトです。
高く評価されているサイトと同じ共起語が含まれているサイトは、同じく高く評価されます。
見出しや文章などに共起語を使用することでSEO対策になります。
詳しくは別記事でご紹介しています。

「共起語βを見る」を押します。
Google検索の上位20位までのサイトの共起語が表示されます。

赤枠のボタンを押すと「ページ全体」「タイトル」「見出し」の共起回数や出現サイト数別に並べ替えることもできます。
共起回数が多いワードをなるべく自分のサイト内にも表示しましょう。
上位表示されやすくなります。
【キーワード選定のコツ③】キーワードプランナーを使う(無料ツール)

検索ボリュームと競合性の確認方法
Google広告のトップページを開きます。

右上の「ツールと設定」から「キーワードプランナー」を選びます。

右側の「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選びます。

さきほど「ラッコキーワード」でコピーしたキーワードを貼り付けます。

貼り付けたら「開始」ボタンを押します。

「月間平均検索ボリューム」という欄をクリックするとボリュームが多い順に表示されます。
右上の「表示項目」をクリックすると表示項目を選ぶことができます。
私は「キーワード」「ボリューム」「競合性」の3つのみを表示しています。
この中から自分に合ったキーワードを探していきます。
初心者の場合、ボリュームが大きいキーワードで上位表示を狙うのは難しいため、「100~1000」のボリュームを選ぶといいと思います。
Google広告の「競合性」は広告を出稿している人の度合いをあらわしています。
「高」は多く、「低」は少ないということです。
「高」のキーワードが必ずしも多く記事が書かれているとは限りません。
しかし、目安にはなると考えています。
初心者はボリュームが大きすぎるキーワードや競合が多そうなキーワードは避けたほうが上位表示を狙いやすいと言われています。
しかし、慣れてきたら積極的に狙っていってもいいと思います。
検索ボリュームが大きいほうがチャンスも多いです。
【SEO対策のコツ】キーワードの配置場所

キーワードを入れる重要な場所
次は実際に記事を書いていきます。
選定キーワードを入れる場所は、h1タグ(タイトル)、h2・h3タグ(記事内見出し)、リード文(記事内最初)、メタディスクリプション(記事の紹介文)です。
メタディスクリプションに関しては、直接表示順位に影響を与えることはありません。
しかし、選定したキーワードはユーザーの検索意図が含まれています。
入っていたほうがクリック率は上がると思います。
とはいえ、ほかのh1~h3タグとリード文に比べると無理やり詰め込む必要はありません。
あくまでクリックしてもらえそうなキャッチーな言葉で書くことが重要です。
メタディスクリプションに関しては、別記事で詳しく解説しています。
重要キーワードは必ず先頭に入れる
h1~h3タグとリード文に関しては、先頭(一番左)に重要なキーワードを入れるといいと言われています。
たとえば、「キーワード選定 ツール」というキーワードで上位表示を狙うとします。
どちらのタイトルがいいでしょうか。
①無料ツールを使ったキーワード選定の方法
②キーワード選定に便利な無料ツール
この場合、メインキーワードは「キーワード選定」なので、①より②のほうが上位表示される可能性が高いと言われています。
文章の意味は、①はキーワード選定の方法について、②は無料ツールについてになります。
今回はキーワード選定に関して書きたいのでふつうは①を選ぶと思います。
しかし、GoogleのSEO対策としては②を選んだほうが上位表示されやすいと言われています。
文章の最初に来るリード文に関しても同じです。
Googleは文章の最初の30キーワードまでを重要キーワードとして認識すると言われています。
関係ないキーワードから書くのではなく、選定したキーワードの中でも重要なキーワードから書き始めてください。
また、リード文ではユーザーの疑問や悩みを解決する答えを必ず書いてください。
Googleは徹底したユーザーファーストを掲げています。
ユーザーの貴重な時間を奪うことは許されないと考えています。
そのため、必要な情報はすぐに手に入るようにするのが、Googleからの評価を上げるポイントになります。
Googleが掲げる企業理念ともいえる「10の事実」に関しては別記事で解説しています。
まとめ:キーワード選定のコツは無料ツールを上手に使うこと

今回はブログ初心者でも簡単にキーワード選定ができる方法をご紹介しました。
ひとつひとつ検索ボリュームをチェックしていては時間がかかりすぎます。
ラッコキーワードとキーワードプランナーを使えば、一度に大量のキーワードから情報を探し出すことができます。
キーワード選定の方法についてもっと詳しく知りたい方は、別記事でもご紹介しています。