強調スニペットとは、ユーザーの検索キーワードが質問形式のときに表示される回答です。
Googleの独自アルゴリズムでユーザーの質問に対して簡潔かつ適切に答えられている回答が選ばれます。
1位表示されている記事のさらに上、通称0位に表示されます。
強調スニペットとして表示させるにはちょっとしたコツがあります。
いつものごとくGoogleが直接明示しているものではありません。
しかし、当ブログでも実際に強調スニペットされている記事があるので、信憑性はかなり高い情報です。
強調スニペットとして表示される方法について解説していきます。
強調スニペットとは

強調スニペットとは、ユーザーの検索意図が質問形式だと判断されたときに表示される回答です。
Googleは徹底したユーザーファーストを目指しています。
少しでも早く回答を伝えるための機能だと言えます。
ユーザーは記事本文を読まなくても検索結果を見るだけで必要な回答を得ることができます。
ちなみにスニペットとは、ユーザーの疑問に対する回答記事の詳細を表す短い紹介文です。
通常、回答記事のリンクが表示されて、その下にスニペットが表示されます。
しかし強調スニペットの場合は、スニペットが先に大きく表示されて、その下に記事のリンクが表示されます。
ユーザーはスニペットを確認して、さらに詳細を知りたいときに記事リンクをクリックすることになります。
強調スニペットで表示されたときのSEO効果

強調スニペットは最上位に表示されるため、SEO効果があると言われています。
1ページ目の表示だとしても8位や9位ではクリック率はそれほど望めません。
しかし10位以内に入っていれば、強調スニペットに採用される可能性があります。
採用されれば、一気に順位を上げて1位より上に表示されます。
そのため、SEO効果も抜群にあると言えます。
また、強調スニペットはGoogle音声検索をおこなった際に読み上げられる文章です。
欧米では音声検索の利用率が上がっているそうです。
今後日本でも利用率が上がる可能性が高いです。
そうなれば、SEO的にもさらに有利に働くことが期待できます。
強調スニペットの種類

文章と画像

強調スニペットで一番多いのがこのタイプです。
検索された疑問や悩みに対する答えが簡潔に書いてある文章が表示されます。
検索結果に表示されたページに移動しなくても検索クエリに対する回答を得ることができます。
リスト

リストタイプは使用方法などが順番に説明されるときに表示されます。
料理レシピやアカウントの作成方法などでよく見かける強調スニペットです。
表

表タイプは料金や時刻などが掲載されているサイトで表示されることが多いです。
表で掲載することでわかりやすく比較することができます。
映画の上映時間や料金、引っ越しの料金のシーズン比較などで表示されることが多いです。
動画

動画タイプではYoutubeなどの動画のサムネイルが表示されます。
タイトルだけではなくサムネイルをクリックしても動画サイトに移動することができます。
強調スニペットで表示されるための条件と方法

強調スニペットとして表示される方法を詳しく解説します。
条件がいくつかあります。
上位表示させる(10位以内)
強調スニペットの99%が10位以内の記事だと言われています。
まずは10位以内に入ることが必須条件になります。
当ブログ記事の場合、サチコ(Google Search Console)で確認すると10位になっています。
しかし、強調スニペットとして採用されたため1位より上の最上位に表示されています。
10位以内に入り、ほかの条件を満たして採用されれば、いきなり最上位表示が狙えます。
質問形式のメタディスクリプションを書く
メタディスクリプションとは、検索結果に表示される記事の紹介文のことです。
メタディスクリプションに関しては、別記事をご覧ください。
質問形式でよく使われるのが「〇〇とは」「〇〇の意味」などです。
「〇〇とは、〇〇です」や「〇〇の意味は、〇〇です」などと書くといいと思います。
必ず質問とその回答を書くことを意識してください。
スニペットを見ただけで疑問が解消される文章でなければなりません。
簡潔にわかりやすく書く
強調スニペットはユーザーの疑問を素早く解決するのが目的です。
誰でもわかる一般的に使われている言葉で簡潔に説明してください。
「〇〇と思います」などのあいまいな表現は避けるようにしてください。
断定的な表現で書くことを心掛けてください。
あいまいな表現は、正確な情報ではないかもしれないと判断されます。
強調スニペットに関するポリシーに準拠する
Googleは検索機能に関するポリシーに違反しているスニペットを表示しないようにしているとのことです。
具体的には下記が挙げられています。
★危険なコンテンツ
★不正行為
★ハラスメント コンテンツ
★ヘイト コンテンツ
★操作されたメディア
★医療のコンテンツ
★露骨な性的描写を含むコンテンツ
★テロに関するコンテンツ
★暴力や残虐行為
★下品な言葉や冒とく的表現
引用元:Google の強調スニペットの仕組み-Google検索ヘルプ-
さらに強調スニペット固有の追加ポリシーがあります。
★公共性の高いトピックにおいて合意が得られている内容と反している
多くの社会問題、医療問題、科学論争、歴史認識などの公共性の高いコンテンツについては、専門家が広く合意している内容や十分に確立された意見と反している場合、強調スニペットに含めることはできません。
引用元:Google の強調スニペットの仕組み-Google検索ヘルプ-
ポリシー違反になるような表現は避けてユーザーの疑問に簡潔に回答するといいです。
強調スニペットのメリットとデメリット

強調スニペットのメリット
強調スニペットの表示位置は通称0位です。
1位のさらに上に表示されます。
一番目立つ位置に表示されるためクリック率が上がる可能性があります。
先ほどご説明したとおり、SEO対策としても有効だと思います。
強調スニペットのデメリット
強調スニペットは、記事を読まなくてもスニペットだけで質問の回答が理解できるように表示されます。
そのため、記事自体を読まなくてもユーザーが知りたい回答を理解できることが多いです。
要は記事自体のクリック率が下がることがあるということです。
必ずしもメリットばかりではないということです。
まとめ:強調スニペット対策はSEO効果がある

強調スニペットに掲載されるためのコツについて解説しました。
仮に強調スニペットされなかったとしても強調スニペット対策はSEO対策とイコールです。
SEO対策にもなるので、しっかりと対策することをおすすめします。
また、強調スニペットは一度表示されたからと言ってずっとそのまま表示されるとは限りません。
強調スニペットされているときは目立つ位置に記事が表示されるためクリック率が一時的に上がるかもしれません。
しかし、ほかの記事と入れ替わってしまったら、もとの順位に戻ります。
9位や10位に戻ってしまったらクリック率は急激に下がります。
検索流入を強調スニペットだけに頼るのは非常に危険です。
強調スニペットされているときは、実際の順位がわかりません。
しっかりとサチコ(Google Search Console)で調べておく必要があります。
普段から少しでも上位に表示されるように気をつけましょう。
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基本的なSEO対策については別記事でまとめてあります。