【コロナ重症化を防ぐ遺伝子】ネアンデルタール人遺伝子

トレンド
スポンサーリンク

ネアンデルタール人遺伝子

新型コロナウイルスの感染者数や死亡者数は、国によって大きく違います

これには、必ず理由があるはずです。

この理由が明らかになれば、効果的な新型コロナウイルス対策が可能になるはずです。

理由の解明のため、様々な観点から研究が行われています。

新型コロナウイルス感染症の重症化を予防する遺伝子を現代人がネアンデルタール人から受け継いでいるとする研究結果が発表されました。

世界最高レベルの学術雑誌として知られている「Nature」で発表された内容です。

参考:Nature The major genetic risk factor for severe COVID-19 is inherited from Neanderthals

この研究で、現代人から見つかった新型コロナウイルス感染症の重症化を予防する遺伝子が、ネアンデルタール人に由来することが分かったそうです。

感染後に集中治療が必要となるリスクを約22%低下させるとのことです。

研究結果では、日本人の約30%がその遺伝子を保有しているとしています。

また、重症化を予防する遺伝子と同時に、重症化させる遺伝子も同時に発見したそうです。

死者が多い欧州の人たちが、重症化させる遺伝子と予防する遺伝子の両方を持つのに対し、死者が少ない日本などの東アジアの人たちは、予防する遺伝子のみを持っているということです。

しかし、重症化の要因としては、年齢や糖尿病などがより強くかかわっているとしています。

血液型による優劣

血液型による研究もされているそうです。

イタリアスペインでは、重症患者のA型の割合が高く、逆にO型の割合が低かったということです。

リスク推定を行ったところ、A型の患者では他の血液型に比べて重症化するリスクが45%ほど高くO型の患者では他の血液型に比べて35%ほど低いことがわかったそうです。

アメリカの遺伝子検査会社「23andMe」が約75万人のビックデータを解析した結果によれば、O型の人は新型コロナウイルスに10~20%ほど感染しにくいということでした。

中国の武漢や深圳の患者データからも、O型が30%ほど感染しにくいことが報告されています。

A型のリスクに関しては、まだ一貫した結果が得られていないため今後の研究が必要だそうです。

ですが、O型が抵抗性を示すことは、欧州、米国、中国の3つの報告で一致していることがわかります。

参考:東京都医学総合研究所 新型コロナウイルスの重症化の遺伝的要因-ABO血液型が関係する

しかし、血液型が、感染者数や死亡者数の直接の要因となり得るかというと少々疑問が残ります。

国別の血液型の割合は、欧州、米国、中国、日本では全く違います。

欧州の人達は、新型コロナウイルスの抵抗性があるO 型の割合が高いです。

対して、日本は世界的にみるとO型の割合が低いです。

健康な人と重症患者との比率から見たデータなので、一概に優位性があるとも言えないということです。

感染リスク対策が一番重要 

遺伝子や血液型の観点から見て来ましたが、日本人だからO型だからと言って、重症化リスクや感染確率が低いということはありません。

日本人でも、O型の人でも、感染して重症化してしまった人はたくさんいます。

やはり、年齢や持病の有無など他の要因の方が、重症化リスクが高いと言えます。

手洗いや、三密を避けることにより、感染自体のリスクを軽減させることが一番大事です。

今回の結果は、頭の片隅にでも置いておく程度が妥当です。

基本的な予防策を講じることが、今やらなければならないことです。

緊急事態宣言が解除されたとしても、ワクチンを打ったとしても、基本的な予防策は変わらず守りましょう

タイトルとURLをコピーしました