【脳科学】男性脳と女性脳

脳科学から見る男性脳と女性脳 生活×心理学
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テストステロンによる影響

男性脳は、「自己犠牲」と言われています。

男性脳が発揮する「自己犠牲」はどこから来るのでしょうか。

自己犠牲とは、たとえ自分の人生や命を犠牲にしようとも使命を全うしようとする心意気です。

これはテストステロンによるものだと言われています。

テストステロンは、男性脳で多く分泌されます。

このホルモンは、やる気目的意識闘争心好奇心を喚起します。

男性が、脇目も振らず一直線に目標に向かって、闘争心むき出しで戦えるのは、これが多く分泌されているからです。

一方で、テストステロンが分泌されると、免疫力が下がるということが分かっています。

戦場で怪我をした場合、免疫システムが過剰に反応すると、熱が出たり、化膿して腫れたりして、戦闘不能になる危険があるからです。

要は、怪我をしても何とか戦うことができて、とりあえず家まで食料を運べるように、体が動くようにしているわけです。

自分が生きながらえることより、愛するものを守り、食べさせるために男性脳は機能しています。

これが自己犠牲です。

テストステロンは、女性でも分泌されています。

競争社会に身を置いた場合などにその分泌量が増えると分かっています。

管理職女性とイクメン男子だと、女性の方が分泌量が多いそうです。

しかし、女性の場合、哺乳類のメス特有の「自己保全」の本能が共存しています。

哺乳類のメスは、自分が健康で快適な状態でないと子孫が残せません。

自己保全は、そのまま種の保存につながります。

最も大切な本能と言えます。

右脳と左脳の連携の違い

右脳感じる領域で、左脳顕在意識を管理する場所です。

男性脳は、右脳と左脳の連携が弱いため、「目の前のもの」の観察力がとても低いです。

自分の気持ちですら分からない脳です。

その代わり、連携が弱いことにより、奥行き認識が強くなります。

奥行き認識とは、ものの距離感の把握です。

これが得意なので、遠くの物や全体がよく見えるようになります。

自分のことや周囲の人には意識が行かず、世界全体を意識するのが男性脳の特徴です。

女性が気づいてほしい「髪形」や「化粧の変化」もスルーし、「おいしい」「嬉しい」などの共感したい言葉も出てきません。

反対に女性脳は、右脳と左脳の連携がとてもいいです。

左脳の感覚器が捉えた情報を効率よく右脳の顕在意識に持ち込めるので、周囲の状況の把握力がとても高いです。

さらに、自分の体調や気持ちの変化も、逐一顕在意識に流れてくるので、自分のこともしっかりと把握できます。

客観と主観

男性脳客観性が強く、女性脳主観性が強いと言われています。

客観性が強い男性脳は、自分の価値を自分で決められません

他者の「良い」「悪い」の評価がなければ、世界観が完結しません。

客観性によって脳が充足するので、勝利や成果、愛する人の承認がなければ、存在証明ができません。

主観性が強い女性脳は、「感じること」を主目的にしています。

主観が強くなければ、子育てなんてできないからです。

隣の子どもがどんなに優秀でイケメンでも、うちの子が世界一大切だと感じる。

子ども部屋で寝ている子どもが、夜中に熱を出すと、なぜか目が覚める

そんな母たちの主観直感が子育てには必要不可欠です。

女性脳は、自らが感じていることだけで十分に価値があり、他人からの評価など必要ありません

男性脳は、歴史に名を残すことを考えます。

女性脳は、歴史に名を残さなくても一向に構いません。

感じ方の違い

男性脳は客観、女性脳は主観だと言いました。

これは感じ方にも違いが出てきます。

ある小学校で「いじめ」があったそうです。

大人がクラスメイトに「どう思った?」と聞いたそうです。

女の子たちは、「悲しかった」「嫌だった」と気持ちを語りました。

男の子たちは、「いけないことだと思った」「〇〇ちゃんは、全然悪くない」と言いました。

女性脳「自分の気持ち」を語るのに対し、男性脳が見ているものは「自分」ではなく「世界」です。

これが、女性が男性に対して気持ちを聞いても、女性の気持ちを満たす答えが返ってこない理由です。

そもそも自分の気持ちを自覚していないのですから、話しようがありません。

男性は大人として成熟してから、自分の気持ちが語れるようになると言われています。

男性からすれば、小さい時から自分の気持ちが語れる女性は、成熟度が高いと感じます。

ビジネスの現場で、自分の気持ちを乗せて、ぐいぐい語れる女性を見るとうらやましく思えます。

会話の目的

女性は、共感のために会話します。

女性脳は、共感欲求が非常に高いからです。

今日、花粉飛んでない?

わかる~、つらいよね~

薬飲めば?

女性は、共感して気持ちを話すのに対して、男性は共感をすっ飛ばして結論を急ぎます。

女性が望む会話ではありません。

女性は共感の言葉が欲しいのです。

ですが、男性脳は共感のために会話しません。

問題解決のために会話します。

ですから、「薬を飲む」という解決策をすぐに提案します。

長く狩りをしてきた男性脳は、最小コストで成果をあげる能力を進化させてきたからです。

昨日のドラマ、おもしろかったね~

見た、見た、おもしろかったね~

・・・・・・・

解決すべき問題が見つからない会話に、男性脳は反応しません。

何の意味もない会話に聞こえてしまいます。

しかし女性脳では、共感し合うことで、脳神経回路のストレスが軽減します。

共感してもらって、安心するために、自分の気持ち出来事を話します

男性脳は、自らが共感を必要としないので、共感の言葉を添える発想がありません。

危機回避能力が高い女性脳

女性脳は、過去の関連データを瞬時に引き出すことができます。

何十年も思い出さなかった経験を子どものピンチに思い出すことができます。

その関連した経験から、トラブルの対応策を引き出します。

子育てのトラブルは、命に直結することが多く、絶対に失敗できないからです。

通常、記憶は時間とともに薄れていきます。

女性が記憶する体験データは、感情」に紐づけられているそうです。

ある感情が起こったとき、その感情と類似した体験データが一瞬で引き出されます。

他人の体験でも自分の体験と同様に扱えるそうです。

共感して、同じ感情を紐づけることにより、いつでも引き出せるというわけです。

女性脳の共感力が、ここでも活きてきます。

女性脳は、男性脳に比べ、動揺しやすいと言われています。

危険な目に遭うと、しばらく動揺します。

実はこれが、危機回避能力が高い理由です。

危険な目に遭った後、しばらくその出来事から意識がそらせないのは、危険に至ったプロセスを脳が何度も繰り返しているからです。

繰り返すことで、危険な目に遭ったプロセスを何度も再体験します。

そこから回避策を見つけ、二度と同じ危険な目に遭わないように、自分の脳に書き込んでいます。

何かあるとすぐに動揺してしまうことを気にする女性がいます。

そんなことは気にする必要はありません。

仕事や子育てで動揺することにより、仕事の判断力も上がるし、子どもを守る能力も上がります。

動揺は、女性脳の最大の長所とも言えます。

危機対応能力が高い男性脳

男性脳は、共感動揺も女性脳ほど必要としていません

危険な目に遭ったとき、いつまでも動揺していたら、狩りの最中には危険だからです。

男性脳は危険な目に遭ったとき、どう対処・対応するかということだけを素早く記憶します。

時間がかかるため、プロセスの繰り返しは避けます。

このため、危機回避能力は上がりませんが、危機対応能力は上がります。

男性が懲りずに同じ危険な場所に足を踏み入れるのはこれが原因です。

危機回避能力は上がりませんから、何度も同じ危険な目に遭います。

ただ、その度に危機対応能力が上がっていきます。

女性は回避することで、男性は対応することで、危機を処理します。

【まとめ】男女の脳の違い

男性脳は、共感よりも評価を求めます。

常に存在証明をしたがっています。

戦いに勝つ、富や名声を手に入れる、発明や発見をする、全て自らの存在価値を証明するためのものです。

男性脳が見ているものは「自分」ではなく「世界」です。

対して、女性脳は、愛と共感で動いています。

概念距離が自分に近いものに、より愛情を注ぎ、時間も注ぎたいと考えます。

自らが感じていることだけで十分に価値があり、他人からの評価など必要ありません

男性脳は、歴史に名を残すことを考えます。

女性脳は、歴史に名を残さなくても一向に構いません。

また、男性脳は、正義と使命感で動いています。

正義感に溢れ、公平な男性は、身内にも依怙贔屓(えこひいき)しません

その態度は、女性から見れば「思いやりがない人」に見えるかもしれません。

優秀な男性脳の人ほど、これが顕著に現れます。

使命遂行のために、恋人や家族との時間を犠牲にします。

実直で、命がけで、愛なんか少しも語れない人です。

彼女や妻からしてみれば、本当に腹が立つ存在かも知れません。

実際に経営に参加している人はわかると思いますが、ビジネスの世界は戦場です。

戦場では小さなことを気にしていては危険です。

足元に咲いている小さな花など気にかけていられません。

男性の鈍感さは、優秀な男性脳に備わった資質であり、悪気はないものです。

最後に、男性だから男性脳、女性だから女性脳というわけではありません。

それぞれの特徴も全員に当てはまるわけでもありません

自分の周りにいる大切な人たちを知るヒントにしていただけたらと思います。

大切なのは性別ではなく、その人がどうかということだと思います。

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