【インサイド・アウト】人生をいい方向へ変える方法

生活×心理学

本日は「インサイド・アウト」についてお話ししたいと思います。

これはアメリカの経営コンサルタントのスティーブン・リチャーズ・コヴィーが書いた「7つの習慣」のひとつに出てくる考え方です。

「インサイド・アウト」とネットで調べるとゴルフのスイング軌道の一種として紹介されていますが、今回お話しするのは全く違う心理学のお話です。

人は自分に都合のいいように物事を見ている

多くの人は自分の都合のいいように物事を見て「良い」「悪い」を判断しています。

これは常に「自分は正しい」「間違っているのは相手だ」という考え方です。

自分の態度や考え方には問題はなく、常に相手や周囲に問題があると考えます。

このような考え方をする人は、常に「できなかった理由」を人のせい、周囲の環境のせいにします。

他人や組織、環境など、自分の外側、つまり、アウトサイドが変わらないと結果が出ないと考える人たちです。

このような考え方を先程の「インサイド・アウト」の反対の言葉で「アウトサイド・イン」と言います。

これは言い換えれば相手に依存した状態です。

相手が変わってくれなければ私も変われないという考え方です。

自立した大人の思考ではなく、誰かに助けてもらわなければ何もできない赤ん坊のような思考です。

この様な考え方は早急に変えていかなければなりません。

ですから物の見方を変えていきましょう。

インサイド・アウト

物事の見方を変えるには、誰かに依存した考え方から自立して「自分」から変わることです。

そのような考え方、意識を「インサイド・アウト」と言います。

著書の中でコヴィー氏は「真の成功は人格を育てることから始まる」と言っています。

他人に依存した思考ではなく、自立した思考が持てるよう、人格を形成していきます。

それでは、人格を育てるにはどうしたらいいでしょうか。

それは、失敗しながら、結果を急がず、1つずつ問題点を解消していけば人格は少しずつ成長していくと言っています。

失敗するにも、まずは行動を起こさなければなりません。

他人に依存していて、相手が行動を起こすのを待っていては、いつまで経っても成長できません。

まずは人格を高める行動を起こしましょう。

そしてそれを習慣化していきます。

習慣化のコツ

物事を習慣化するには3つのキーワードが必要になります。

その3つとは、知識意欲スキルです。

知識」とは、行動の意義を理解することです。

なぜそれをしなければならないのか、そしてそれをすることによって何を得ることができるのか。

それがはっきりしていなければ行動を継続することはできません。

次に「意欲」です。

これは自分が変わる努力をすることです。

行動の意義を理解することにより、モチベーションが高まり、努力を継続することができます。

この意欲が低下すると継続は難しくなります。

最後に「スキル」です。

これは効果的な方法で行動を実行するということです。

意義を理解して努力を継続できたとしても、非効率な方法ではせっかくの努力が無駄になりかねません。

できるだけ効果的だと思える方法で実行するべきです。

こうして習慣を変え、少しずつ人格を磨くことにより、「真の成功」を手に入れることができます。

そうすれば、信頼を得て、継続的に評価されることとなるでしょう。

人格を高めるパラダイム

物事を習慣化する方法はわかりました。

それでは「人格を高める行動」とはどのようなものでしょうか。

先程、「人は物事を自分の見たいように見ている」と言いました。

これは依存的な考え方で自立した考え方ではありません。

人が行動を起こすときには3つの循環が現れます。

See(物の見方)Do(物の見方から来る行動)Get(行動の結果から得られるもの)です。

この3つは初めのSee(物の見方)が間違っていた場合、悪循環に陥ります。

一番大切なのは初めのSee(物の見方)になります。

ここで重要なキーワード、「パラダイム」をご紹介します。

パラダイム」というのは世の中の物事を見るときの判断基準のことです。

これはアメリカの科学哲学者、トマス・クーンの哲学上の概念です。

昔は、「女性は結婚して家庭に入るのが幸せであり、結婚したら、仕事を辞めて、子育てに専念する」という考え方がありました。

こういった考え方も、今では不自然ですが、その時代は当たり前で、多くの人が当然に受け入れていました。

一般的に「パラダイム」とは、特定の時代や分野におけるものに使うのですが、この著書では、個人の経験や環境、小さい頃の教育などに的を当て、「パラダイム」=「個人の物の見方の基準」とも言っています。

パラダイム・シフト

この判断基準を見つめ直し、見方や考え方を変えることを、「パラダイム・シフト」と言います。

これができれば、それまでの生活が変わり、人生が変わることでしょう。

それでは3つの循環について見て行きましょう。

まずは悪循環です。

始めにSeeからです。悪循環に陥る思考です。

「自分にはできない」

「だから誰かに助けてほしい」

何かをするとき、誰でも初めは経験がないものです。

経験がないから、「できないかもしれない」「失敗したくない」と考えます。

成功体験がないため、当たり前のことですが、これを乗り越えられず、失敗した自分ばかりが脳裏をよぎります。

そうすることによって他人を頼ります

依存した状態です。

仮に失敗したときも、他人のせいにします。

次にDoです。

失敗したくない、自分には無理だと言って、挑戦しません

当然、努力もしません

その結果が最後のGetです。

他人任せのため、いいも悪いも自分自身としての結果は出ません

当然、学ぶ機会もなく、自信も付きません

その結果、最初のSee、「自分にはできない」「だから誰かに助けてほしい」につながります。

次は好循環を見て行きます。

まずはSee。

ここでは他人に依存せず、自ら挑戦するという考え方をします。

初めてのことで不安があっても、人任せにせず、積極的に自ら行動しようと考えます。

次にDo。

不安があっても頑張って挑戦します。

さらに自分なりに工夫して努力します。

その結果、最後のGetです。

今度は結果が出ます。

いい結果でも悪い結果でも、自分なりの結果が必ず出ます。

自分で挑戦したことにより、気づきや学びがあります。

これが経験です。

成功すれば成功体験、失敗してもそれを次に活かすことができます。

経験は自信につながります

これが好循環です。

最初のSeeを変えることがいかに重要かお分かりいただけましたでしょうか。

原則に基づくパラダイム

先程、「パラダイム・シフト」の話をしました。

自身の物の見方や・考え方を変えることです。

それでは何を基準に物の見方を変えればいいのでしょうか。

ここで間違ってしまったら意味がありません。

ですから、原則に基づくパラダイムを意識します。

では、原則とは何でしょうか。

原則とは、「国や時代を超えて、誰もがその価値を認めるもの」とコヴィー氏は定義しています。

「誰もが認める価値」とは、公正さや誠実さ、勇気などです。

人種差別や男女差別は公正さを欠くものです。

人を騙したり、不正に手にした富は誰も認めません。

自分の家族や大切な人、弱者を守って戦う勇気は誰もが認めるでしょう。

パラダイム・シフトをおこなう際は、必ず原則に基づいてください。

この原則については、他の記事でも詳しく説明しています。

記事の最後にリンクを貼っておきます。

自分の外側、「他人や環境など」ではなく、内側、つまり、「考え、見方、人格、動機など」が、原則に合っているかに気を付けます。

原則というのは、先程ご説明した、公正、誠実、勇気などです。

この原則と大きくかけ離れたパラダイムは非常に危険です。

注意しましょう。

「インサイド・アウト」とは、考え、見方、人格、動機などが、原則に合っているかに気を付け、行動を変えることで、いい結果を引き寄せる意識のことです。

皆さんもこの「インサイド・アウト」を意識して、人生をいい方向へ変えて行ってください。

 

原則についてはこちらの記事をどうぞ。

【幸福度を上げる】自分だけの人生の見つけ方

「ミッション・ステートメントの書き方」参照

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