【インポスター症候群】自信が持てない、自分が嫌い

生活×心理学

自分に自信が持てない自分が嫌いという人は意外に多いです。

なぜそのような心理になってしまうのか見て行きましょう。

具体的な原因と対処法をご紹介します。

インポスター症候群(impostor:偽物、imposter:詐欺師)

インポスター症候群とは、自分の達成を内面的に肯定できず、周囲に自分は詐欺師だと思われていると感じてしまう症状です。

成功した場合でも、そんな実力はなく「自分に能力や実力があるかのように周囲を欺いている」と感じてしまいます。

必要以上に謙遜したり、自分自身を卑下したりする言動がみられます。

これは心理傾向や気質のことで、病気の名称ではありません。

インポスター症候群の原因

日本の教育は「個性」よりも「強調性(同調)」を重んじます。

日本人は、他人と同じように振舞うように教育されます。

その為、目立つよりも周囲に溶け込んだほうがいいと考える人が多いです。

会社では自分自身の成功より、組織全体の成功を優先させるよう教育されます。

日本はスポーツでもチームプレーを重んじます。

個性よりも強調性を重視したスタンドプレー(目立つための派手な行為)はNGです。

目立った個人を歓迎しないという傾向があります。

自分は成長してはいけないと考える

他にも考えられる原因の一つとして、自分は成長して(変わって)はいけないと考えることが挙げられます。

自分の成功に対する周囲からの妬みや、成功することで役職が上がって責任が増したり、高難度の業務を与えられたりすることに対する抵抗感などが原因です。

自尊心が低い

自尊心が低い人の特徴にすぐに他人の意見に頼るというものがあります。

これは、自分が嫌いで一人では何もできないと思っているからです。

自尊心が低い人は、物事を試す前に必ず失敗すると思い込んでしまいます。

仮に成功したとしてもただ運が良かっただけだと自分に言い聞かせます。

結果、何かを成し遂げたとき、自分は評価されるに値しない人間だと感じてしまいます。

他の人は努力して成功しているのに、自分は努力が足りないと自分を責めます。

また、自分が傷つかないための防衛機制を強制的に作り出します。

防衛機制とは、受け入れがたい状況や潜在的な危険な状態に晒されたときに、それによる不安を軽減させようとする無意識的な心理メカニズムです。

例)

自分がみじめに見えないために、自信がある人には近づかない

発言前に長い時間言葉を考えたり、黙ってしまう

最初から負けると思っているため、議論に参加しない

興味があってやりたい仕事でも、失敗を恐れて引き受けようとしない

自ら作り出した防衛機制が長い時間を経て性格の一部になっていきます。

自尊心が低い原因

自尊心が低いことには様々な原因が考えられます。

失敗が忘れられない

失敗したときに、周囲から叱責されたり、からかわれたりするとトラウマ(心的外傷⇒心の傷)になります。

自分は何もできない人間だ、ダメな人間だと思い込んでしまいます。

周囲を気にしすぎる

自分の意見や決定を周囲から批判されたり、賛同してもらえなかったりして、諦めてしまうことを繰り返すことにより、自尊心が徐々に失われていきます

また、周囲の意見と違った場合、それを隠してしまうことを繰り返すことでも自尊心は失われます。

周囲から浮くのを極端に怖がる人や、周囲に流されやすい人は自尊心が低くなっている可能性が高いです。

自分の意見が通らない

もっとも自尊心を失いやすいのは、周囲から「自分の意見(気持ち)が認められない」ときです。

周囲の意見を聞いて、自分が納得して意見を変えるのは問題ないですが、自分の意に反して意見が変えられた場合は、自尊心が失われやすいです。

一度や二度程度なら問題ないでしょうが、これが何度も続くと、「自分のすることには価値がない」、ひいては、「自分の存在には価値がない」という気持ちになってしまいます。

これが自尊心を失う最も多いケースのようです。

自尊心を取り戻すには

自分の気持ちを把握する

自尊心が低くなっているときは、自分の気持ちを軽視しています。

そんな時は自分の気持ちがわかりません。

まずは自分が何をしたいのか本当の自分の気持ちを把握することから始めましょう。

自分の気持ちを認める

自分の気持ちがわかったら、無条件でその気持ちを認めてあげましょう。

自尊感情は、自分に価値があると感じる感情です。

自分に価値があるとわかれば、自分自身を好きになって、大切にします

自分だけは、自分の味方でいる」という気持ちを持ちましょう。

自分の気持ちを表現する

自分の気持ちを認めたら、それをアウトプットします。

これにより、認めるという気持ちを強化します。

歌手になりたければ歌ってみるダンサーになりたければ踊ってみる、何でもかまいません。

言葉に出したり、文章にまとめたりするのも効果的です。

自分のしたいことをする

やってみたいことがわかったら、それにチャレンジしてみましょう。

チャレンジし続ける姿勢が自尊心の回復につながります。

自分自身を認めてあげて、頑張ってみてください。

インポスター症候群を克服する方法

克服するには、以下のことを意識してみてください。

まだわからない将来より今

ネガティブな思考になると将来の不安が増します。

将来については誰でも不安があります。

しかしインポスター症候群の人はそれが過度になりがちです。

将来のことはあまり考えないようにして、今、目の前にある仕事や課題に集中しましょう。

完璧を求めない

インポスター症候群の人は「成功している自分」と「現在の自分(嫌いな自分)」とのギャップに悩みます。

今の自分は努力が足りないから完璧ではないと感じます。

もっと努力しなければ、と過度のプレッシャーがかかります。

完璧な人間などいません。

完璧を求めすぎないようにしましょう。

優秀な人のそばにいる

自分よりも優秀だと思う人のそばで仕事をしましょう。

アドバイスやサポートをしてくれる人がそばにいると、自分に過度な期待をせず、リラックスして物事に取り組むことができます。

心理的負担を軽くすることができるのでお勧めです。

褒められたら否定しない

日本には「謙遜」の文化があります。

いいことだとは思いますが、自分を過小評価してしまう原因でもあります。

謙遜が当たり前になり、無意識に過小評価し続けることで、自尊心を失う場合があります。

謙遜は程々にし、褒められた時にはそれを受け止めて素直に喜びましょう

自尊心を取り戻す

これは先ほどご紹介したことです。

自分の本当にやってみたいことなど、今の自分の気持ちを把握し、それを無条件で認めます

自分だけは自分の味方でいるという気持ちが大切です。

自分の気持ちを認めたら、そのやってみたいことにチャレンジしましょう。

チャレンジし続ける姿勢が自尊心の回復につながります。

チャレンジし続けるためにも、まずは目標を決めましょう。

人生の目標などという大きな目標ではなく、小さな目標から実行しましょう。

褒められたら「謙遜」するのではなく、素直に「ありがとう」と喜ぶなど、小さな目標で構いません。

そしてそれが達成できたら自分で自分を褒めてください。

これを繰り返すことで、自尊心は回復していきます。

どれも自分を受け入れ、認めることから始まります。

自分の価値に気づき、自分を好きになってください。

価値がない人など1人もいません

タイトルとURLをコピーしました